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Director in Focus部門

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ジャパン・プレミア
『シンプル・マン』
監督:クリストファー・マコト・ヨギ
2021/100分/アメリカ/英語/FHD
ハワイのオアフ島ノースショアの田園地帯、死期の近づいた老人に過去の幽霊が訪れる。全4章で構成される本作では、家族の歴史と神話、夢のロジックとシュルレアリスムが入り混じり、父親の死に直面する分裂した家族の時間が万華鏡のように切り替わる。現代ホノルルの高層ビルから第二次世界大戦前のオアフ島の田園風景へ、そして、最終的にはあの世へと観客を導いていく。

<監督プロフィール>
クリストファー・マコト・ヨギ
クリストファー・マコト・ヨギはハワイ州ホノルル出身。デビュー長編映画『アキコと過ごした八月』は、2018年にロッテルダム国際映画祭でワールドプレミア上映され、評論家から絶賛された。批評家リチャード・ブロディはThe New Yorker誌で本作を「2019年のベスト映画」リストに挙げている。次の長編映画『シンプル・マン』は、2021年のサンダンス映画祭のU.S.ドラマ部門でプレミア上映された。それ以前には、サンダンス脚本家・監督ラボ、IFPフィルム・ウィーク、フィルム・インディペンデントのファスト・トラックに参加し、ジェローム財団の助成金とシネリーチの助成金を受けている。短編映画には、ドキュメンタリー『Occasionally, I Saw Glimpses of Hawai'i』(2016)、『誠』(2013)、フィクション『お化け』(2011)などがある。