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コンペティション部門

©︎Fabien Laubry

インターナショナル・プレミア
『BEEの不思議なスペクトラムの世界』
監督:ファビアン・ローブリー
2022/73分/ニューカレドニア/フランス語/FHD
ここ数ヶ月、エレアはISA(ニューカレドニア自閉症専門研究所)のワークショップで出会ったウーゴのエレクトロニック・ミュージックにソフトで儚げな歌声をのせて、音楽制作に取り組んでいる。彼女の歌詞には、生き生きとした感情が息づいていて、自閉スペクトラム症である彼女の人生の波乱に満ちた側面を明らかにしている。神経症という不透明な世界の中で、エレアは一歩一歩、自律に向けて、時に困難な道を歩んでいる。話すことよりも、歌うことが得意な彼女は、一音一音、音楽的飛翔を育み、歌詞に磨きをかけ、「BEE」というステージネームで、アルバムデビューすることを考えている。

<監督プロフィール>
ファビアン・ローブリー
マルセイユ出身のドキュメンタリー作家兼編集長。視覚芸術の学位を持ち、芸術、科学、技術編集(S.A.T.I.S)のエンジニアでもある。ニューカレドニアで20本以上のドキュメンタリーを編集した後、映画製作に進出。社会文化的、歴史的な問題にフォーカスし、市井の人々の物語を伝えることで、人々の心を広げ、社会的結束を育むことに貢献できると考えている。